次回更新は2023年9月を予定しています。
2022.5
街の桜
Erino Kawabe
<作品コンセプト>
桜というと、春先に薄いピンクの花がたくさん咲き誇る華やかなイメージを持つ人がほとんどだと思います。その一瞬の季節を過ぎた後の桜はみんな見ないし、気持ちは夏に向かって桜の事を忘れてしまいます。でも実は、青々とした葉桜が街に爽やかな景色と空気を届けてくれています。桜の姿が変わることが、日本の四季を盛りあげてくれていたりします。 365日、桜はいつも誰かの景色を彩る。その事が少しでも伝わる事を願って描きました。
2022.5
移ろい
Erino Kawabe
<作品コンセプト>
桜が咲くと喜び、散ると少し寂しくなる気持ちは、長い歴史によって日本人の心に組み込まれた桜に対する愛情だと思っています。今回の仮囲いアートで、私は皆さんの心の中にある季節や時間による様々な桜の景色を作品にしたいと考えました。万人に共通する感覚を呼び起こしたいので、あくまで実景としてリアリテイを意識しました。また、時間が経過する表現のモチーフとして、飛ぶ野鳥や月を描きました。 時間や歴史の経過は八重洲の街をより良いものに変えていくという気持ちを込めました。
2022.5
いつもみているよ
Eri Sasaki
<作品コンセプト>
東京駅から日本橋にかけて歩いて向かう時には、わたしはさくら通りを通って行きます。お買い物の人、サラリーマンの人、いろんな人たちがいます。そして、その中でさくらが咲いていることはこの通りの楽しみのひとつでもあります。つい、上を見上げてさくらを見ている人につられて、また隣の人も、そのまた隣の人も、さくらを見ています。そしてその木漏れ日でキラキラと優しい光の中を歩くととても気持ちがいいですね。
2022.5
不易流行
Atsushi Nemoto
<作品コンセプト>
今回、描きながらたくさんの人が往来していく街の呼吸を感じていました。予め色々な計画をしてこの場で絵を描こうと思いましたが、実際に絵を描こうとこの場に立つと、街はたくさんの光や色(人の放つ色や光)があり常に形が変化していく大きな船のようなものだと感じました。この場で感じることをベースにしながら、季節とともに変化していく様子を描きたいと思っています。
2022.5
おまもりネコ
Rei Kinami
<作品コンセプト>
八重洲さくら通りに住む人たちが大切にしてきた桜の木は、代えようのない宝物だと思います。その宝物をずっと守っていきたいという気持ちから発想しました。桜の木が大きくなれば、今よりも更に街に豊かさや幸福が広がるようになるのではないかと考えました。この街の大切にしてきた宝物である桜の木はたくましさや、みなぎる力を象徴していると思います。いつまでもこの街に寄り添う温かい気持ちを表現しようと思いました。
2022.5
From 八重洲 to everywhere
Takamasa Nakoshi
<作品コンセプト>
日本橋はかつて世界有数の100万都市江戸の中心でした。日本橋から世界中に、様々な情報が発信され、集まってきました。 人や情報、時代や国境や性別を超えて、様々なモノやコトが行き交う場所に、また、桜が咲き乱れるこの通りにたくさんの人が戻ってきて欲しい、そう言った思いを込めて、『From八重洲 to everywhere』という作品を描きました。
2022.5
桜下八重洲橋今昔遊楽図
Masaki Shirakura
<作品コンセプト>
かつて実在した「八重洲橋」を、八重洲という町の歴史と、ここから新たに始まる未来を繋ぐ架け橋として描きます。 そして橋の袂にある一本の桜の木は、今日も往来する人々を見守っています。 ここ八重洲がこの先も人と人を、あるいは時代と時代を繋ぐ架け橋であって欲しい。そのような願いを込めて描きます。
2022.5
静かな朝
Chisato Takada
<作品コンセプト>
風雪に耐えた桜の幹はその表皮に迫力があります。 そして、季節を追うごとに入れ替わる枝葉に対して、静かに呼吸をしているような幹のその姿には桜の本質的な美しさを感じます。 本作品では桜の幹にフォーカスを当て、過ぎ去る季節の中で舞い落ちる花びらや葉、雪などによりその風情を表現します。 また、今後更新を経るごとにその迫力と緻密さが融合していく様をぜひお楽しみください。